管理職の皆さん、1on1で部下のキャリア相談、正直どうですか?実は3人に1人しか「よく話せている」と感じていないみたい!
管理職の皆さん、1on1は順調ですか?
最近、「人的資本経営」という言葉をよく耳にしますよね。転職市場が活発になったり、若い世代の価値観が多様化したりする中で、「辞めない・育つ組織」を作るために、管理職の皆さんの役割がますます重要になっています。
部下とのコミュニケーションの場として「1on1」が急速に普及していますが、実際のところ、皆さんの職場でどれくらい活用されているのでしょうか?そして、そこでどんな会話がされているのか、気になりますよね。
株式会社mentoが行った、直属の部下を持つ課長393名を対象とした調査で、1on1の意外な実態が明らかになりました。「わかる!」「自分もそうかも」と感じるポイントがたくさんあるかもしれませんよ。
1on1、月に1回が主流だけど…キャリアの話はできてない?
まず、1on1の実施頻度について見てみましょう。調査によると、「月1回」が33.6%で最も多く、次に「月2〜3回」が18.6%と続きます。意外と週1回以上しっかり実施できている管理職は10.2%と少ないんですね。中には「実施していない」という方も8.4%いらっしゃるようです。

では、皆さんが1on1でどんなことを重視しているかというと、「メンバーのパフォーマンス・生産性の向上」(47.8%)、「チームの成果・目標の達成」(47.8%)、「メンバーの成長・自走」(42.2%)がほぼ同じくらい大切だと感じていることがわかりました。チームの成果とメンバーの成長、どちらも大切にしたいという気持ちが伝わってきますね。

しかし、実際に話されているテーマを見ると、少しギャップがあるようです。「業務の進捗・課題」(65.0%)や「チームの方針・戦略」(58.1%)はよく話されている一方で、「キャリア・将来の展望」については、「よく話せている」と答えた管理職はわずか35.6%にとどまりました。 なんと、53.6%もの管理職が「話したいが話せていない」と感じているんです。これは、全8テーマの中で最も高い割合でした。
「部下からのフィードバック」や「本音・不満」についても、話したいけど話せていないと感じている方が多いようです。もしかしたら、あなたも同じような悩みを抱えているかもしれませんね。

「育成よりも成果」が評価される構造と、業務過多の現実
なぜ、こんなギャップが生まれてしまうのでしょうか?調査からは、管理職を取り巻く環境にも原因があることが見えてきました。
管理職として評価されることについて尋ねると、「チームの成果を出すこと」が57.5%で最も多く、次に「部下の育成・キャリア支援」が50.9%と続きます。やはり「成果」が強く求められる傾向があるようです。この「育成よりも成果」が評価される構造が、キャリアに関する深い対話を難しくしている一因かもしれません。

ただ、1on1の実施頻度が高い管理職ほど、「部下の育成・キャリア支援」が評価されているという興味深い結果も出ています。頻繁に部下と向き合うことで、育成への貢献も認められやすくなるのかもしれませんね。

さらに、管理職の皆さんが「削減したい」と感じている業務の1位は「社内向けの報告・資料づくり」(36.1%)、2位は「会議の準備・調整・議事録」(34.6%)といった事務作業でした。一方で、「部下のコンディションを気にかけ・察知し続けること」を削減したいと考える割合は低い結果に。きっと、部下とじっくり向き合いたい気持ちはあっても、日々の事務作業に時間を奪われているのが現実なのでしょう。

1on1の頻度が高いと、上司と部下の関係の質もアップ!
そんな忙しい中でも、1on1を定期的に実施することには大きなメリットがあるようです。
1on1の実施頻度と、上司・部下の関係の質を示すスコア(※Leader-Member Exchange 7を参考に設計された指標)を比較したところ、1on1を「週1回以上」実施している管理職は平均4.5点と最も高く、「実施していない」管理職は3.8点と最も低い結果となりました。1on1の頻度が高いほど、信頼関係が深まっている傾向が見られますね。
※Leader-Member Exchange 7(LMX-7)とは、上司と部下の関係の質を測る7つの質問からなる心理学の指標です。このスコアが高いほど、上司と部下の関係が良好で、部下のパフォーマンスにも良い影響があると言われています。

特に「権限を活かした問題解決支援」や「部下との関係がチーム成果に効果的に働いている」といった項目で、実施頻度による差が大きく出ています。頻繁な対話が、具体的なサポートやチーム全体の成果に繋がっているのかもしれません。

管理職の皆さんの葛藤に寄り添う
株式会社mentoの副社長である丹下恵里さんも、この調査結果から「管理職がその重要性を分かっていながら、中間業務をはじめとする様々な要因に時間を奪われ、投資に十分な時間を割けていないという葛藤」が浮かび上がったとコメントしています。

1on1の時間は少しずつ増えているものの、本当に大切なのは「限られた時間の中で、どれだけ質の高い対話ができるか」ですよね。時間を確保するだけでは、対話の質は自動的には上がりません。
だからこそ、現場の負担を増やさずに、対話の質を上げていくことの両立がとても重要になります。mentoでは、マネジメント特化型AIエージェントで日々の業務負担を軽減し、プロによるコーチングで管理職自身の関わり方を変えるサポートをしているそうです。

AIとコーチングで、管理職とメンバー双方の目線を合わせる「アライメント」を支援することで、限られた時間を意味のある対話へと変えていく。そんなサポートがあれば、管理職の皆さんの悩みも少し軽くなるかもしれませんね。
mentoのサービスについて、詳しくはこちらからチェックしてみてくださいね。
まとめ
今回の調査結果から、管理職の皆さんが部下のキャリア支援や深い対話の重要性を理解しつつも、日々の業務や評価構造の中で葛藤している様子が伝わってきました。
でも、1on1の頻度が高いほど上司と部下の関係の質が高まるというデータは、きっと皆さんの背中を押してくれるはずです。もし今、なかなかキャリアの話ができていないと感じていても、焦る必要はありません。少しずつでも対話の質を高める工夫をすることで、部下との関係がより深まり、チーム全体の成果にも繋がっていくでしょう。管理職の皆さんが、もっと楽しく、自分らしくマネジメントできる未来を応援しています!