「拍手が、握手に変わる。」リクルート流カルチャーに学ぶ!満足度98.6%のシンポジウムから組織づくりのヒント
リクルートの「文化をつくる総務」ってどんなこと?
シンポジウムでは、リクルートの組織カルチャーにゆかりのある5名の登壇者が集結。リクルートの急成長を支えた「文化をつくる総務」の秘密が語られました。
意図的に「カオス」を生み出す組織活性化の三大要素
リクルートの心理学的経営を築いた大沢武志氏が提唱した「組織活性化の三大要素」をご存知ですか?それは「人事異動」「社内イベント」「レイアウト変更」です。これらを意図的に行うことで、組織内に良い意味での“カオス”を生み出し、社員のエンゲージメントを高めていたそうですよ。

例えば、こんな具体的な取り組みが紹介されました。
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社内イベント: 年間100件以上ものイベントを総務が支援し、部署を越えた「斜めのコミュニケーション」を創出。一晩かけて山手線一周ウォーキングをするなんて、今聞くと驚きですよね!でも、そうした体験を通じて「この人と働きたい」という気持ちが自然に育まれていったそうです。
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人事異動: 年間約30%もの異動を意図的に行うことで、退職率を約5%に抑えていたといいます。社内イベントでの出会いがきっかけで異動を希望するケースもあったそうですよ。
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レイアウト変更: 人事異動に合わせて、総務が毎週末のようにオフィスレイアウトを変更。異なる部署が混在するオフィスを設計することで、部署を越えたコミュニケーションが生まれ、新規プロジェクトの提案やイノベーションにつながっていたそうです。
「拍手が、握手に変わる。」称賛の文化が育む当事者意識
リクルートには、目標を達成した部署を会社全体で称賛する文化がありました。社内放送で知らせ、総務が鮨とビールを持って駆けつけたり、武道館のステージで8,000人に囲まれながら表彰したりと、称賛を「体験」として意図的にデザインしていたのです。
経済ジャーナリストの大西康之氏は、「拍手が握手に変わった瞬間、その人はもうこちらのもの」という元リクルート社員の言葉を紹介し、称賛の積み重ねが社員一人ひとりの「会社や仲間のために動こう」という圧倒的な当事者意識を育んでいたと語りました。人に本気で投資し、いかに燃えて働いてもらうかを真剣に考えたことが、リクルートが成長し続けられた大きな要因だったのかもしれませんね。

みんなの悩み、どう解決する?ライブセッションでヒントをゲット!
シンポジウムの第二部では、参加者から事前に寄せられたリアルな悩みに、登壇者が答えるライブセッションが行われました。あなたの組織にも当てはまる悩みがあるかもしれませんよ。

Q. テレワークで役員と現場が交わる機会がない。お金をかけずに雑談のきっかけをつくるには?
A. 社内イベントで社員が自然に交わる機会をつくることが、エンゲージメント(組織への愛着や貢献意欲)につながります。
ゼロインでは、社員が「やってみたいこと」を自由に企画し、4名以上集まれば成立する社員旅行制度「ZT(ZEROIN TOUR)」を実践しているそうです。この制度では、自分の予算を使い切った後も自腹で何度も参加する社員がいるほど大人気!趣味嗜好を通じて役員・部長・メンバーが小グループで自然に交流する場となり、仕事の相談相手を見つけたり、離職を思いとどまるきっかけにもなっているといいます。大條充能氏は「斜めの関係をつくることが、エンゲージメントを守る一番の近道だ」と強調しました。
Q. トラブルが起きると犯人探し、会議では評論家ばかり。「指示待ち・他人ごと」な空気をどう壊すか?
A. 「あなたはどうしたい?」と聞き続けることで、当事者意識を持たせることができます。
株式会社インキュベータ代表取締役の石川明氏は、「『あなたはどう思う?』ととにかく聞き続けることしかない」と断言。問い続けることで、社員も「また聞かれる」と意識し、当事者として考える習慣が生まれると語りました。大條氏も、リクルート時代に「自分はこうしたい」と答えた瞬間に予算と権限を与えられたエピソードを紹介し、「提案は、自分が当事者として動く覚悟とセットでなければならない」と語りかけました。
Q. カルチャーは狙ってつくるもの?それとも積み重ねの結果できるもの?
A. 狙ってつくるものです。そして、辛抱強く積み重ねるべき施策もあります。
この問いに対し、大條氏は「トップのメッセージを、ブレずに発信し続けることが出発点だ」と答えました。コロナ禍をきっかけに、毎週5分の動画を全社員に配信し、年間50本以上のトップメッセージを5年にわたって伝え続けてきたそうです。石川氏も「カルチャーは放っておいてできるものではない。事業をサステナブル(持続可能)に続けるために、どんな文化が必要かを体系的に考え、人事評価・組織形態・社内イベントをセットで設計する。したたかに、計算して、つくりにいくものだ」と力強く語りました。
AIや新しい仕組みがどれだけ導入されても、カルチャーは人がつくるもの。リクルートの創業期から受け継がれてきた、社員を本気で動かすための設計思想は、現代の組織づくりにも活かせるヒントがたくさん詰まっているようですね。
参加者の声から見えてくる、シンポジウムの魅力
今回のシンポジウムの満足度は98.6%と、前年の97.0%を上回る結果となりました。参加者からは、こんな声が寄せられています。

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「リクルートの組織風土が形成された過程や、そこに込められたこだわりがよくわかりました。『自分のために学び、自分のために働け』という言葉は金言だと思いました。」
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「楽しかったです。元気が出ました。」
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「『自分の会社はこう』『自分のやることはこう』とこり固まっていた部分があることに気づき、まだまだやれることがある、いろんな挑戦や変化を起こせるという可能性を感じました。」
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「総務は仕掛け人。大納得です。」
また、90.0%の方が「自身の組織づくりに活かせそうな気づきがあった」と回答しており、リクルートでの具体的な経験や組織の仕組みが、自社への活用イメージにつながったことが伺えます。

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「性善説にもとづき、個が能力を最大化させるための人事異動、社内イベント、レイアウト変更などの具体的な施策について、できるところから取り入れていこうと思いました。」
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「現在運用している仕組みの、さらなる効果的な活用や、新規に検討中の施策へのアイデアや気づきが生まれました。」
まとめ
今回のシンポジウムを通じて、「カルチャーは制度ではなく、人がつくるものだ」というメッセージが強く伝わってきました。総務・人事・経営企画といったバックオフィスの皆さんが、斜めのコミュニケーションを設計し、称賛の文化を育て、経営に届く言葉で価値を伝える「カルチャーデザイナー」としての役割を担うことの重要性が改めて示されたのではないでしょうか。
株式会社ゼロインは、これからも「カルチャーデザイナーシンポジウム」を定期的に開催し、組織のカルチャーデザインを探求し続けるそうですよ。あなたの会社でも、今日からできる「カルチャーデザイン」を始めてみませんか?
関連情報
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株式会社ゼロイン コーポレートサイト:
https://www.zeroin.co.jp/ -
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