「自分の好き」を見つけよう!全国の高校生が学校の枠を超えて探究する「TOKYO越境CAMP」がスタート
もしかして、あなたも「探究したいけど、どうすればいいか分からない」って思ってる?
高校生活って、部活動や日々の勉強で忙しいけど、「もっとこんなことを学びたい」「こんな活動をしてみたい」って思うこと、ありませんか?AIや国際協力、エネルギー、起業、まちづくり…興味はたくさんあるのに、学校の中だけだと、なかなか専門家や同じ関心を持つ仲間と出会う機会が少ない、と感じている高校生もいるかもしれませんね。
「TOKYO越境CAMP」は、そんなあなたの「好き」「気になる」「違和感」を、自分だけの探究テーマへと深めるためのプログラム。全国の高校生が学校や地域の枠を超えて集まり、新しい世界を見つけるための第一歩を踏み出しました。
「越境型探究」って、どんなことだろう?
このプログラムのキーワードは「越境」。これは、単に東京に移動する、ということだけじゃないんです。いつもの学校や地域、人間関係、役割や考え方から一歩外に出て、自分とは異なる背景や価値観を持つ人たちと出会うことを意味しています。そうすることで、自分の関心事を社会に開いていく、そんな学びのプロセスを「越境型探究」と呼んでいるんですね。
文部科学省も、2040年を見据えた「N-E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想」の中で、学校の枠を超えた多様な学びの重要性を示しています。
参考:文部科学省「N-E.X.T.ハイスクール」
https://www.mext.go.jp/nexthighschool/
2泊3日の合宿で「好き」を深める体験
2026年8月24日から26日まで、東京都内で開催された「TOKYO越境CAMP」には、全国から27名の高校生が参加しました。ここでは、いきなり完璧なプロジェクトを作るのではなく、参加者一人ひとりが安心して自分の考えを表現し、仲間や大人に助けを求めながら、小さな一歩を踏み出せるような環境が大切にされました。
1日目:初めての仲間と心を通わせる時間
合宿の初日は、みんながリラックスして過ごせるように、即興演劇の手法を取り入れた「インプロ」のワークショップが行われました。台本がない中で、相手のアイデアを受け入れながら一緒に場を作る経験は、初対面の参加者同士の緊張を和らげるのにぴったりでした。

その後は「自己紹介マンダラ」というワークで、名前や学校だけでなく、自分の好きなことや大切にしていること、得意なことなどを共有。お互いの背景や価値観を知り、ぐっと距離が縮まったようです。

夜には少人数での対話「語りナイト」が行われ、それぞれの経験や考えを持ち寄り、深い話に花を咲かせました。プログラムが終わった後も会話が続くほど、新しいつながりが生まれた時間でした。
2日目:「好き」や「違和感」から、自分だけの問いを見つける
2日目は、自分の内側にある関心を掘り下げるワークが中心でした。まず「偏愛ワーク」では、「社会的に評価されそうか」ではなく、純粋に心が動いた経験に目を向けます。仲間との対話を通して、その関心の背景にある価値観や原体験を深掘りしていきました。

そして、会場周辺を歩いて街や人を観察する「Sense Safari」へ。小学生、子育て中の保護者、高齢者、観光客など、異なる立場から街を見ることで、同じ場所でも見え方が違うことを体験しました。

午後は「Project Seed Canvas」を使って、自分の関心事や実現したい未来、試してみたいことなどを整理。仲間やスタッフとの対話を通じて、プロジェクトの具体的な一歩を考えました。大切なのは、完璧な計画ではなく、「まだ分からないこと」を明確にし、次の行動につなげることです。合宿後72時間以内に取り組む「最初の一歩」まで具体的に考えることができました。
3日目:問いを共有し、センパイ顧問と次の一歩を考える
最終日は、2日目に考えた探究テーマとプロジェクトの原型を一人ずつ発表。ここでは、完成度よりも「自分が何に関心を持っているのか」「これから何を試したいのか」「どんなことで困っているのか」を素直に伝え、周囲に助けを求めることが重視されました。

発表後には、活動テーマごとに「センパイ顧問」と対面。センパイ顧問は、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」経験者という、各分野で活躍する実践者たちです。専門的な視点や助言を得ながら、参加者は自分の問いをさらに深め、合宿後何から始めるかを仲間と一緒に具体的にしていきました。
「ここにいてよい」と感じられた参加者の声
3日間を終えた参加者からは、プログラム内容だけでなく、「仲間や大人が自分の話を否定せずに聞いてくれたこと」「まだ言葉になっていない思いを受け止めてもらえたこと」が印象に残った、という声がたくさん寄せられました。
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「まだ言葉にもまとめられていなかった、自分の頭の中のふわふわした考えを、優しく受け止めてもらえた瞬間に、『ここにいてよい』と感じました」
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「みんなどんな話でもしっかり最後まで聞き、否定せずに意見をくれたので、本当に居心地がよかったです」
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「自分が何をしたいのかを考え、自分の言葉で表し、スタッフや仲間から意見をもらったことで、これまでぼんやりしていたものが少しずつ見えてきました」
地域も学校も関心分野も異なる高校生たちが、お互いの話を聞き、異なる考え方を「面白い!」と感じ、まだ形になっていない思いを一緒に考える。そんな関係性そのものが、一人ひとりの探究を支える温かい土台になったようです。
合宿後も続く「越境部活動」
合宿で生まれた問いとつながりは、オンラインを中心とした「越境部活動」へと引き継がれます。参加者は約10週間にわたり、以下の8つのテーマに分かれて活動を継続します。
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生成AI
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社会起業
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政策提言
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エネルギー
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スポーツ科学
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まちデザイン
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言語・文化
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アフリカ
各部活動には、それぞれの分野で活躍する「センパイ顧問」が伴走してくれます。センパイ顧問は、答えを教えるのではなく、問いを深めるための視点や人とのつながりを提供してくれる心強い存在です。参加者は、自分の住む地域や日常生活も探究のフィールドとして、調査やインタビュー、企画、情報発信などに取り組み、2026年11月1日の成果発表会「越境祭」に向けて、それぞれのプロジェクトを育てていきます。

目指すのは、短期間の成果物よりも「探究を続ける力」
越境部活動が大切にしているのは、短期間で見栄えのよい成果物を完成させることだけではありません。計画通りに進まない経験や、活動の途中で生まれる迷いも、次の問いを見つけるための大切な材料として振り返ります。
この活動を通して、自分の関心を言葉にし、異なる価値観を持つ人たちと対話しながら、小さく試してみて、困った時には助けを求め、そして次の行動を考える力を育むことを目指しているんです。
「学校横断型の部活動」を、一緒に広げてみませんか?
特定非営利活動法人Leap forと一般社団法人ウィルドアは、この越境部活動を、学校での学びと社会をつなぐ継続的な探究機会として広げていきたいと考えています。複数の学校や地域の高校生をオンラインでつなぎ、生徒の興味・関心に応じた学びを提供する「学校横断型の部活動」として、学校、教育委員会、自治体、大学、企業、研究者、実践者、地域団体との連携を募集しています。
この取り組みは、文部科学省の「N-E.X.T.ハイスクール構想」で示されている「地理的アクセス・多様な学びの確保」という方向性とも重なるものです。
主な連携イメージ
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学校・教育委員会:「総合的な探究の時間」と学校外プログラムとの接続
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自治体:複数校をつなぐ学校横断型プログラムの共同開発
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大学・研究者:専門知や研究フィールドの提供、高校生への伴走
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企業:社員の専門性を生かした伴走、インタビューや実証機会の提供
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地域団体:フィールドワークや地域での実践機会の提供
このプログラムで得た経験やつながりを、参加者が自分の学校や地域へ持ち帰り、周囲の生徒たちにも新しい挑戦が広がる、そんな未来を目指しています。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プログラム名 | TOKYO越境CAMP―Find Your New World―(越境部活動 第4期) |
| 開催期間 | 2026年8月24日(月)~11月1日(日) |
| ※オンラインを中心とした越境部活動は10月31日(土)まで | |
| 越境合宿 | 2026年8月24日(月)~26日(水)・2泊3日 |
| 研修会場 | JICA地球ひろば(東京都新宿区) |
| 宿泊場所 | 東京セントラルユースホステル(東京都新宿区) |
| 対象 | 高校1年生~高校3年生 |
| 合宿参加者 | 全国から27名 |
| 活動分野 | 生成AI、社会起業、政策提言、エネルギー、スポーツ科学、まちデザイン、言語・文化、アフリカの8分野 |
| 合宿後の活動 | オンラインを中心とした越境部活動 |
| 成果発表 | 2026年11月1日「越境祭」(オンライン、開催予定) |
| 主催 | 特定非営利活動法人Leap for、一般社団法人ウィルドア |
| 助成 | 一般財団法人三菱みらい育成財団 |
| 共催 | 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム |
| 協賛 | キュリー株式会社 |
| 公式サイト | https://ekkyobukatsu.com/ |
団体概要
特定非営利活動法人Leap for
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区 |
| 代表理事 | 船橋力 |
| 公式サイト | https://leapfor.org/ |
一般社団法人ウィルドア
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県川崎市 |
| 共同代表理事 | 竹田和広、武口翔吾 |
| 公式サイト | https://willdoor.org/ |
本件に関するお問い合わせ先
学校・地域での導入、成果発表会の見学、専門家としての伴走、フィールド提供などに関心のある方は、越境部活動事務局までお問い合わせください。
越境部活動事務局
E-mail:ekkyobukatsu@leapfor.org