「私たち」の幸せってなんだろう?孤独を感じる時代に寄り添う「We-Being Project」がスタート!
「We-Being」ってどんな幸せ?
これまでのウェルビーイング(Well-being)は、「自分自身の成長や目標達成」といった、個人の内面に目を向けることが多かったですよね。もちろんそれも大切だけど、We-Beingはもっと広い視点なんです。
「We-Being」は、ウェルビーイングの「Well」を「We(私たち)」に置き換えた言葉で、「『あいだ』に宿るウェルビーイング」という意味が込められています。つまり、個人の内面だけでなく、人や場との「あいだ」に生まれる関係性の中に幸せを見つけよう、という考え方なんです。
We-Beingは、次の3つの幸せで構成されています。
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わかちあう幸せ: 仲間の成長や達成を、まるで自分のことのように感じられる幸せ。
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なじむ幸せ: 支え合える仲間や、心から「ここに居場所がある」と思える場がある幸せ。
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ひとなみの幸せ: 「私もちゃんとやれてるな」という安心感から、今の自分を優しく肯定できる幸せ。
どうですか?「わかる!」って感じませんか?同僚の成功を一緒に喜んだり、休憩中に何気ない会話でホッとしたり、そういう日常の「私たち」の中にも、たくさんの幸せが隠れているのかもしれませんね。
なぜ今、「We-Being」が必要なの?
コクヨと京都大学が2025年に行った9カ国調査では、気軽に相談できる同僚の数が、日本は平均2.0人と9カ国中で最も少なく、「1人もいない」という回答も約20%に達したそうです。リモートワークなど働き方が多様化する中で、職場の仲間との一体感が薄れたり、相談しにくいと感じたりする人も少なくないのかもしれません。

上のグラフを見ると、日本は「チームワーク」や「職場での人間関係」「顧客からの感謝」といった、人との関係性の中に幸せを見出しやすい傾向にあることがわかります。それなのに、相談できる同僚が少ないというのは、ちょっと寂しい状況ですよね。

また、日本の職場では、過去の仲間との記憶が現在の活力になっている人も多いようです。人とのつながりが、私たちにとってどれほど大切かを示しているのかもしれませんね。

We-Beingは、こうした「つながりの希薄化」という課題を解決し、みんなが幸せに働ける職場を取り戻すための一つのヒントになるかもしれません。
「We-Being Project」の活動って?
このプロジェクトでは、新しい幸せのかたちを社会に提案し、職場や教育空間、公共空間へ実装していくための様々な活動を展開しています。
1. 30VOICES(サーティー ヴォイシズ)〜これからの幸せの、てがかり〜
研究者や実業家、文化人など、様々な分野の30人の方々が考える幸せのカタチや、We-Beingを叶えるためのヒントについてインタビューしています。オードリー・タン氏やドミニク・チェン氏など、豪華な顔ぶれが揃っていますよ!記事や動画が順次公開されるので、私たち自身の幸せを考えるきっかけにもなりそうですね。

2. We-Being Dialogue(ウィービーイング ダイアログ)
専門家や実務家との対話を通じて、We-Beingを実践するためのアプローチを探る研究会です。2026年には「職場に『私たち』という感覚をどう立ち上げるか?」など、4つのテーマで対談が行われ、レポート記事や音声コンテンツが公開される予定です。

これらの対談の振り返りコンテンツは、ポッドキャスト番組「『わたしたち』から働く幸せを考える〜We-Being Radio〜」でも配信されます。ぜひ聞いてみてくださいね。
3. 自律協働型AI「We-chan(ウィー チャン)」
プロジェクトには、自律協働型AIエージェント「We-chan」も参加しています。We-chanは、We-Beingの3つの価値観(わかちあう幸せ、なじむ幸せ、ひとなみの幸せ)を理解し、日常の場面に例えながら、We-Beingをより身近に感じられるようにサポートしてくれます。公式サイトで対話できるので、ぜひ話しかけてみてください!

4. 事例リサーチ
国内外のWe-Beingな要素を含む場所や空間を調査・分析し、実践のヒントをレポート記事としてまとめていきます。きっと、私たちの身近な場所にも、We-Beingな空間のヒントが見つかるかもしれません。
5. 今後の展開
今後は、世界15カ国を対象にしたWe-Beingに関するグローバル調査や、We-Beingを体験できるイベントの開催なども予定されているそうです。グローバルな視点から、私たちの幸せについて考える機会が増えそうですね。
私たちの幸せを、みんなで育む社会へ
プロジェクトリーダーの田中康寛さんは、「個人の成功や幸せを追い求めるだけでは、取りこぼしてしまう豊かさがある」と語っています。周囲の人や集団とともに幸せを築いていく社会を目指し、We-Beingを「生産性の道具にせず、囲い込みません」と、オープンな姿勢で社会に広げていくことを強調しています。
We-Being Projectは、職場の孤独や孤立といった、これまで解決が難しかった課題に、新しい視点から光を当てる取り組みです。このプロジェクトを通じて、私たち一人ひとりが「頼れる誰かがいる拠り所と、騒がしさから少し離れられる逃げ場が、社会のあちこちにある風景」に出会えることを願っています。
We-Being Project公式サイトはこちらからチェックできます。
私たちも、日々の生活の中で「あいだ」に宿る小さな幸せに目を向けて、みんなで一緒に、もっと豊かな社会を築いていけたら素敵ですね!