AIってどう使えばいいの?「人間とAIの協働原則」で仕事がもっと楽しくなるヒント
あなたの「こうしたい!」から始まるAIとの協働
AIを使いこなすって聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれません。でも、この協働原則は、あなたの素直な気持ちからスタートできるんです。例えば、「会議資料作り、もっと早く終えたいな」という目的でも大丈夫。
仕事の時間を短縮したい時、資料を作る時間だけを見ていませんか?実は、その後の確認や修正に意外と時間がかかっていることって、よくありますよね。この原則では、作る時間だけでなく、仕事全体にかかる時間を見直す視点を大切にしています。

目的と背景を整理するってどういうこと?
「早く終えたい」という目的は同じでも、何に時間がかかっているかは人それぞれ。文章を書くのに時間がかかる人もいれば、情報収集に手こずっている人もいるでしょう。だからこそ、まずは「何を達成したいか」という目的と、「なぜそう考えるのか」という背景を整理することが大切なんです。
いま分かっている事実と、まだ「こうかな?」と思っている見立てを分けて書き出してみましょう。最初から完璧にする必要はありません。AIとの対話を通じて、考えをクリアにしていくこともできますよ。

AIとの対話は、行ったり来たりでOK!
AIと仕事をするとき、「人間が目的を完璧に決めて、AIが方法を出す」という一方通行な使い方だけではありません。目的や背景がまだぼんやりしていても、AIに相談しながら具体化していくことができるんです。まるで友達とアイデアを出し合うみたいに、AIとの対話と実際の仕事を何度も行き来することで、より良い答えが見つかるかもしれません。

AIと上手に付き合うための5つの原則と6つの確認メモ
この協働原則には、AIとの仕事で意識したい5つの原則と、6つの確認メモが含まれています。難しく考えず、一つずつ見ていきましょう!
自分の目的と、仕事の条件は分けて考えよう
「早く終えたい」というあなたの目的はとても大切。でも、仕事には守るべき品質や期限といった条件もありますよね。これらを一人で抱え込まず、もし両立が難しいと感じたら、上司や同僚に相談するのも一つの手です。依頼する側も、必要な情報や時間、相談先を用意することで、みんなが気持ちよく仕事を進められるようになります。

事実と、自分の「こうかな?」は区別しよう
仕事で修正依頼が来た時、「きっと〇〇が原因だ」とすぐに決めつけていませんか?大切なのは、実際に起きた「事実」と、そこから自分が考えた「見立て」を区別することです。見立ては、あくまで「仮説」。何が分かっていて、何がまだ分からないのかを明確にすることで、次に何を確かめるべきかが見えてきますよ。

AIに頼む時も、ちょっと立ち止まって考えてみて
AIに「案を作って」とお願いするだけでなく、自分の「こうかな?」という見立てを伝え、「他の理由は?」「この案が合わない場合は?」と、別の視点も尋ねてみましょう。AIは、あなたの考えを補強するだけでなく、思わぬ新しい視点を提供してくれることもあります。それによって、単なる作業効率化だけでなく、仕事の目的そのものを見直すきっかけになるかもしれません。

AIの答え、そのまま鵜呑みにしないでね
AIが教えてくれた情報や提案も、大切な仕事に使う前には、元の記録や必要な条件に照らして「本当に合っているかな?」と確かめる習慣をつけましょう。AIはあくまでツール。最終的な判断と、その結果に対する責任は、私たち人間や組織が担うものだからです。AIの回答に「何が根拠になっているか」を見る視点を持つと、より信頼性の高い仕事ができますよ。

「できた!」で満足せず、ちゃんと振り返ろう
仕事が「完成した!」と思っても、あなたの最初の目的を達成できたか、しっかり振り返ることが大切です。例えば「早く終えたい」が目的だったなら、作成時間だけでなく、確認や修正も含めた全体の時間はどうだったか?やり直しは減ったか?品質は満たせたか?そして、誰かに負担が移ってしまっていないか?など、多角的に見てみましょう。
この振り返りが、次に何を続け、何を見直すかのヒントになります。まるでPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善の繰り返し)を回すように、経験を次に活かしていくイメージですね。

「やり直し」を減らす!具体的な進め方
これらの原則を会議資料作りの例で見てみましょう。まずは過去の依頼文や修正依頼を見返して、どこでやり直しがあったかを確認します。次に、AIと一緒に事実と見立てを整理し、次に確認すべきことを挙げます。そして、用途や条件を確かめてからAIと案を作り、内容を確認。最後に、作成から修正までにかかった時間、品質、他の人の負担を比較して振り返ります。「もっと速く作る」だけでなく、「どこを確かめるか」を見直す視点がポイントです。

あなたの経験を、次の仕事へつなげよう
AIとの協働で得られたものは、完成した「答え」だけではありません。何を確かめ、どう考え、何を選び、その後に何が起きたか…その「経過」も大切な経験です。これを記録に残しておくことで、次に同じような仕事をする時や、他の人がその仕事を引き継ぐ時に、貴重な「考え直す材料」になります。
まずは、最近やった仕事の中から一つ選んで、「自分の目的」と「確認した事実」を書き出してみることから始めてみませんか?

まとめ
リクエスト株式会社の代表取締役である甲畑智康さんは、AIを「文章を作る道具」としてだけでなく、「仕事を共に考えるパートナー」として捉えているそうです。仕事を早く終えたい人も、専門性を磨きたい人も、新しいことに取り組みたい人も、それぞれの目的からAIとの協働を始められる。そして、その目的を尊重しながら、仕事に必要な責任や、周りの人への影響を確かめていくことの大切さを語っています。
「もっと善くしたい」という気持ちだけで終わらせず、実際に起きたことから学び、日々の仕事をより良いものに変えていく。AIとの協働は、きっとあなたの仕事やキャリアに新しい可能性をもたらしてくれるはずです。
リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®(組織で働く人の思考と行動が「なぜ起こり、なぜ続くのか」を研究する分野)の研究・教育開発を行っています。
詳しい情報は、リクエスト株式会社の公式サイトで確認できますよ。
- リクエスト株式会社公式サイト: https://requestgroup.jp