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ライフ

認知症の不安、一人で抱えてない?約6割がホームページから相談にたどり着く新事実

相談の入り口は「ホームページ」が約6割!

これまでの認知症相談窓口は、行政窓口や紙媒体での情報発信が中心だとされてきました。しかし、2024年4月から2025年9月までの233件の専門相談記録と、2025年7月から10月にかけて実施された利用者アンケート(31件の回答)の結果から、意外な実態が見えてきました。

アンケートで「専門相談を知ったきっかけ」を尋ねたところ、最も多かったのは「当院ホームページ」で19件(回答31件中)でした。地域包括支援センターや市役所からの情報も挙げられましたが、紙のチラシをきっかけとした方は0件だったんですよ。

この結果から、ご家族が最初に頼っているのは、スマホやPCでのオンライン検索であることがわかります。「認知症 相談」といった専門用語ではなく、「同じことを何度も聞くようになった」「通帳がないと言い出した」など、日常の中でふと気になる言葉で検索していることが多いみたいです。

だから、新しく開設された専用サイトは、233件もの相談で実際に語られた言葉をもとに作られているんですよ。

サイトURL:https://www.ebinou.com/ninchisho/

相談の約9割は家族から!特に多いのは「子」世代

さらに、233件の相談を分析すると、相談を寄せたのはご本人が9%にとどまり、残る約9割はご家族などご本人以外でした。内訳を見ると、「子(娘・息子)」が48%と最も多く、次いで「配偶者」が21%を占めています。

認知機能の変化は、ご本人が気づきにくいもの。だから、日々の会話や生活の中で、一番身近なご家族が最初に「あれ?」と感じることが多いんですね。40〜60代の「子」世代が、認知症ケアへの最初の入口を担っているという構図がデータからも確認できました。

そのため、サイトにも「ご家族の方へ」や「認知症のサイン」といった項目が設けられています。

「まずは相談」が早期診断への大切な一歩

相談後、なんと約95%ものケースで、MRIや認知機能検査といった精密検査の予約につながっているんですよ。これは、相談が早期診断への具体的な一歩として機能していることを示しています。

アンケートでは、電話相談の対応について回答者31名全員が「大変良かった」(21名)または「良かった」(10名)と回答。相談全体についても、31名中30名が「良かった」以上と答えています。

利用者からは、「診察や検査を受けるか迷っていたから、いきなり予約するよりも相談から入れたのが助かった」「初めてのことで不安だったが、丁寧に対応して頂いた」といった声も寄せられています。受診を決める前の段階で、まず気軽に相談できる場所があることの重要性がうかがえますね。

新サイトで、もっと気軽に相談を

えびな脳神経クリニック 認知症疾患医療センターが開設した専用サイトには、次のようなコンテンツがあります。

  • 当センターについて

  • 初めての方へ

  • 認知症のサイン(受診を迷う段階で確認できる初期サインの解説)

  • 認知症について

  • ご家族の方へ

  • 相談窓口

  • よくある質問

  • 医療・介護職の方へ

  • お知らせ

「認知症の不安、一人で抱えないでください」というメッセージを掲げ、専門スタッフがご家族のお気持ちに寄り添い、お話を伺ってくれます。ご家族だけでの相談も可能ですよ。

相談窓口はこちら

認知症専用ダイヤル:046-204-8817(月〜金 9:00〜18:00)
専門相談は無料です。地域を問わず利用できますが、実際のご相談・受診は海老名市・座間市・綾瀬市を中心とした神奈川県央地域からが多いそうです。

今後の取り組みにも注目!

センターでは、これからも認知症に関する支援を強化していくそうです。

  • 若年性認知症への対応:若年性認知症(64歳以下で発症する認知症)は、高齢期の認知症とは異なり、介護保険の対象外となる年齢層で生活に支障が出るといった、特有の課題があります。こうしたケースについても、専門機関への情報提供や橋渡しを進めていくとのこと。

  • 行動・心理症状(BPSD)への支援強化:相談の入口は「物忘れ」が多いですが、その背景には物盗られ妄想や幻覚、易怒性といった行動・心理症状(BPSD:認知症に伴って現れる精神症状や行動障害のこと)が潜在しているケースも少なくありません。ご家族の介護負担に大きく影響するこれらの症状について、初期相談の段階で兆候を捉え、具体的な対応策と精神的なサポートを伝えていける体制を強化していくそうです。

  • 地域連携のさらなる強化:海老名市だけでなく、綾瀬市、座間市、厚木市など広域からの利用もあるため、地域の医療機関や地域包括支援センターとの連携を強化し、相談から診断、その後のケアプランニングまでをスムーズにつなぐ体制を目指します。

  • 活動報告の継続的な公開:センターの相談実績や分析は、今後も専用サイトの「お知らせ」欄で活動報告として公開される予定です。地域における認知症相談の実態が継続的に共有されることで、ご本人やご家族、そして地域の医療・介護関係者の判断に役立つ情報の蓄積が期待されますね。

認知症は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな不安を伴うものです。一人で抱え込まず、まずは気軽に相談してみることから始めてみませんか?

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